○プリンターで印刷できるノーカーボン用紙とはどんな用紙なのですか
ノーカーボン紙とは伝票によく使われている用紙で、何枚か重なった状態で上から記入すると下の紙に書いた内容が複写されるものです。上用紙、中用紙、下用紙の3種類があり、それらを組み合わせて複写伝票となります。ノーカーボン紙の表面もしくは裏面には発色用の薬品(小さいカプセル)が塗布されており、筆圧を加えることでそのカプセルが破壊され青く複写できるのです。普通のノーカーボン紙はプリンターで印刷することを前提に製造されてはいないため、例えば印刷時に熱が発生するレーザープリンターなどで印刷すると薬品が熱に反応して異臭を出したり、熱によってひどいカール状態になってしまったり、給排紙でトラブルが発生したりしてしまいます。ただ最近はプリンター性能の向上により、普通のノーカーボン用紙もある程度問題なく印刷できるような機種もあるようです。
用紙Laboで販売しているノーカーボン用紙はプリンターで印刷することを前提に製造された特殊なノーカーボン用紙で普通のノーカーボン用紙に比べて熱に強く、さらに2枚重なりを防止する仕様でできているためプリンター印刷時のトラブルを軽減できるのです。とは言えコピー用紙と比べるとやはり機種を選んでしまったり安定性に欠ける点もあるので、ご使用を検討される場合はサンプルをお試し頂いた上、少量ずつのご注文から始められるほうがいいと思います。ちなみに原紙は国内製紙メーカーが製造しており、プリンター性能の向上とコスト削減意欲が相まって近年徐々に需要が高まっているようです。とあるメガバンクで使用する帳票類の内1/3がこの用紙に切り替わっているとか。
用紙Laboで販売しているノーカーボン用紙はプリンターで印刷することを前提に製造された特殊なノーカーボン用紙で普通のノーカーボン用紙に比べて熱に強く、さらに2枚重なりを防止する仕様でできているためプリンター印刷時のトラブルを軽減できるのです。とは言えコピー用紙と比べるとやはり機種を選んでしまったり安定性に欠ける点もあるので、ご使用を検討される場合はサンプルをお試し頂いた上、少量ずつのご注文から始められるほうがいいと思います。ちなみに原紙は国内製紙メーカーが製造しており、プリンター性能の向上とコスト削減意欲が相まって近年徐々に需要が高まっているようです。とあるメガバンクで使用する帳票類の内1/3がこの用紙に切り替わっているとか。
○用紙Laboのノーカーボン用紙には上用紙、中用紙、下用紙の区別はないのですか
弊社の「ノーカーボン用紙 無地タイプ」の商品はすべて上用紙、中用紙、下用紙といった表記はしておりません。これはなるべくわかりやすく商品をお客様にお伝えするためと、使用方法をわかりやすくするためなのですが、実際には「無地タイプ」はすべて「中用紙」を使用しております。すべて中用紙となっているため、用紙を区別する必要がなくプリンターで印刷した後どのような順番に重ねて記入しても複写ができる仕様となっております。
ノーカーボン紙について詳しくご存知の方向けに上用紙、下用紙も「ノーカーボン用紙 上下機能別タイプ」として販売しております。
ノーカーボン紙について詳しくご存知の方向けに上用紙、下用紙も「ノーカーボン用紙 上下機能別タイプ」として販売しております。
○ノーカーボン用紙の厚さについて教えてください
ノーカーボン紙の厚さは一般的に[N40][N50][N60]・・・と表現されます。[N40]は多くの複写伝票で使われている非常に薄い用紙、[N60]がコピー用紙と同じくらいの厚さです。
用紙Laboのプリンター用ノーカーボン用紙は[N50]を「通常の厚さ」、[N60]を「厚めの用紙」、[N100]を「特厚用紙」と表記しています。通常のノーカーボン紙に比べてプリンター用ノーカーボン紙は同じ番手でも若干厚いので[N50]で十分お使い頂け、[N60]は値段も高めのため実際のところ弊社のお客様では8:2で[N50]をご使用頂いております。
用紙Laboのプリンター用ノーカーボン用紙は[N50]を「通常の厚さ」、[N60]を「厚めの用紙」、[N100]を「特厚用紙」と表記しています。通常のノーカーボン紙に比べてプリンター用ノーカーボン紙は同じ番手でも若干厚いので[N50]で十分お使い頂け、[N60]は値段も高めのため実際のところ弊社のお客様では8:2で[N50]をご使用頂いております。
○何枚複写まで可能ですか
筆記具や筆圧にもよりますが、おおむね[N50]で4枚複写まで、[N60]で3枚複写まででご検討下さい。
※[N50]で4枚複写はかなり強い筆圧が必要です
※[N50]で4枚複写はかなり強い筆圧が必要です
○ノーカーボン用紙の表裏はありますか
ノーカーボン用紙はすべて表裏があり記入するのは必ず表面にしなければならないので印刷も表面にします。重ねる時もすべて表面を上にして重ねます。弊社のノーカーボン用紙は白紙の商品の裏面には「裏面」と小さく印刷されていますので印刷時によく確認して下さい。カラーの用紙は色が付いているほうが表面です(裏面は白)。またミシン目入りタイプには裏面の表記はありませんが、紙端が青く発色しているほうが表面です。
○裏面に印刷することはできますか
裏面にも印刷することはできます。ただし裏面の印刷部分が多いと発色が弱くなってしまいますのでご注意下さい。なお裏面には複写することはできません。
○コピー用紙に複写することはできますか
ノーカーボン紙はノーカーボン紙同士でしか複写することができません。そのため書くほうも複写させるほうもすべてノーカーボン紙である必要があります。したがってコピー用紙やノーカーボン紙以外の用紙との組み合わせでは複写することができません。
○どうしてもコピー用紙やカラー用紙、コート紙などと組み合わせたい
ノーカーボン紙以外の用紙との組み合わせで複写させたい場合は「ノーカーボン用紙 セルフ発色タイプ」をご使用下さい。セルフ発色タイプのノーカーボン用紙を下にして、上にコピー用紙やノーカーボン用紙以外の用紙を重ねて記入すると書いた内容がセルフ発色ノーカーボン紙に複写されます。
セルフ発色ノーカーボン用紙は非常にデリケートな用紙です。プリンターでの印刷や保管には十分注意して下さい。
セルフ発色ノーカーボン用紙は非常にデリケートな用紙です。プリンターでの印刷や保管には十分注意して下さい。
○ミシン目で折り曲げた状態で複写できますか
ミシン目入りのノーカーボン用紙をミシン目で折り曲げた状態で記入しても複写することはできません。ミシン目で切り離して重ねた状態で記入することで複写することができます。なおミシン目で折り曲げた状態でも複写できるノーカーボン用紙は一般流通品としては国内には存在しません。
○使用期限はどのくらいですか。また保管方法を教えてください。
ノーカーボン紙は水、熱、衝撃、光などに非常に弱く、その使用品質保持期間は保管状態によって大きく左右されます。湿度の低い冷暗所で未開封のまま水平に保管した状態が最も長持ちしますが、その場合でもご購入から2年、一般的なオフィス内での保管ですと1年程度を目安にして下さい。弊社でも製造後1年を過ぎた商品は廃棄としています。また、複写した内容については、これも保管状態や記入した際の筆圧にもよりますが10年程度では消えてしまうことはありません。
○どんなプリンターで印刷できるのですか
これまでの経験や情報によるとレーザープリンター、トナー式のコピー機ですと多くの機種で印刷ができるようです。弊社では富士ゼロックスさんのコピー機とキャノンさんのレーザープリンターを使用していますがどちらもOKです。プリンターメーカーさんの中ではキャノンさんが唯一自社ブランドとしてノーカーボン紙を販売しており、したがってキャノンさんのレーザープリンターでしたら大抵の機種で印刷可能なようです。一方でインクジェットプリンターで印刷すると、給排紙には問題ないもののインクが用紙に浸透しにくいため印刷後に手で触るとインクが乾いていないため汚くなってしまうことが多いようです。この場合プリンターの印刷設定を「きれい」や「高品質」などインクがより用紙に浸透する設定を選んで印刷して頂くと割ときれいに印刷できる場合もあるようです。また、インクの種類も「染料系」より「顔料系」の方が相性がいいです。ただし「きれい」や「高品質」に設定すると1枚印刷されるのに結構時間がかかってしまい、あまりおすすめはできません。その他ジェルジェットプリンターはきれいに印刷できるようです。熱転写プリンターでは印刷できません。
○おすすめのプリンターはありますか
キャノン製モノクロレーザープリンター「Satera LBP251」が値段もお手頃で使いやすく、印刷もトラブルなくきれいにできるのでオススメです。(Amazonで22,000円〜23,000円程度です)
カラーレーザープリンターでもキャノン製が一番オススメです。
カラーレーザープリンターでもキャノン製が一番オススメです。
○プリンターの給紙ローラーが当たって青く発色してしまっている部分があるのですが
この現象は一部の機種で見られるのですが、給紙の際に2枚重なって給紙される(排紙は1枚なのでトラブルにはならない)ことでローラーの圧が加わって青く発色してしまいます。これを防止するには手差しトレイから1枚ずつ給紙するか、ローラーの圧を弱くする(故障の原因となりますのでやめたほうがいいです)などが考えられるのですが、いずれも現実的な対策ではありません。全く発色しないようにするには上用紙と下用紙を使い分けるという方法があります。上用紙も下用紙も各々その紙だけでは発色することができないため給紙時に2枚重なっていても発色はしません。ローラーの発色が気になる方は少し手間ではありますが上用紙、下用紙のご使用をご検討下さい。ただし3枚複写以上ですと必ず中用紙が必要になりますので、中用紙だけはローラーによる発色がどうしてもあることになります。
○控片などをファイル保管時に加筆すると下の用紙に発色してしまうのですが
「ノーカーボン用紙 無地タイプ」はすべて中用紙となっているため、保管用にした用紙も重ねて記入するとすべて複写されてしまいます。たまにのことであれば下敷きを敷いて記入して頂くことで解消できるのですが、保管時に記入する必要が多々あり、かつこれを防ぐためには上用紙、下用紙との組み合わせでの運用をご検討下さい(ノーカーボン用紙 上下機能別タイプ)。例えば上用紙を控え保管用とした場合、上用紙のみをファイルに綴ることになりますが上用紙同士では発色はしません。上用紙、下用紙のご使用方法や最適な用紙の選択などにつきましてはお問い合わせ下さい。
○ノーカーボン用紙 セルフ発色タイプとはどのような用紙ですか
通常のノーカーボン紙は2枚のノーカーボン紙を重ねないと発色することができませんが、セルフ発色ノーカーボン用紙はそれ1枚だけでも発色することができます。例えば爪で引っかいたりした場合、普通のノーカーボン紙は発色しませんがセルフ発色ノーカーボン紙は引っかいた部分が青く発色してしまいます。この原理を応用して、セルフ発色ノーカーボン用紙を下にして上にコピー用紙などノーカーボン紙以外の用紙を重ねて記入すると書いた内容が複写できます。プリンターでの印刷もレーザープリンターやトナー式コピー機では可能な場合が多いですが、給紙時のローラー圧が強い機種やローラーが固い機種などで印刷するとその跡が青く発色してしまいます。筆圧がかかればノーカーボン紙以外のどんな用紙からも複写させることができる反面、プリンターについては他のノーカーボン紙と比べて制約があり、すぐ発色してしまうため取扱いに注意しなければならない用紙でもあります。
○糊付けしてセット伝票として使用したい
糊付けする方法を解説します。100枚なら100枚をすべて糊で固めた状態にしておいて、必要な分、例えば2枚複写なら2枚剥がすとその2枚がくっついている状態になるイメージです。
用意するもの・・・木工用ボンド、重し、ハケ(筆)
1、一番下にコピー用紙などを敷いた上にノーカーボン用紙をきれいに揃えて置きます。
※糊が垂れるので下にコピー用紙などを敷きます
※糊をつける面を手前に向けて、糊付け面をきれいに揃えるのがポイントです
2、糊付け面の近くの上に重しを乗せて固定します。
※重しを乗せたときに紙に隙間ができない程度の重さが必要です
3、木工用ボンドと水を7:3でよく混ぜ合わせます。
4、ハケ(筆)で糊を付けていきます。
※ムラがないよう丁寧に全体に塗って下さい
5、糊が乾いたら完成です。
木工用ボンドと水の対比について、ボンドが多いとしっかり糊が付きますが2枚剥がしたときに1枚ずつバラバラになってしまう恐れがあり、水が多いと糊がしっかりと付かない可能性があります。
用意するもの・・・木工用ボンド、重し、ハケ(筆)
1、一番下にコピー用紙などを敷いた上にノーカーボン用紙をきれいに揃えて置きます。
※糊が垂れるので下にコピー用紙などを敷きます
※糊をつける面を手前に向けて、糊付け面をきれいに揃えるのがポイントです
2、糊付け面の近くの上に重しを乗せて固定します。
※重しを乗せたときに紙に隙間ができない程度の重さが必要です
3、木工用ボンドと水を7:3でよく混ぜ合わせます。
4、ハケ(筆)で糊を付けていきます。
※ムラがないよう丁寧に全体に塗って下さい
5、糊が乾いたら完成です。
木工用ボンドと水の対比について、ボンドが多いとしっかり糊が付きますが2枚剥がしたときに1枚ずつバラバラになってしまう恐れがあり、水が多いと糊がしっかりと付かない可能性があります。